PHANTASY FANTASY18話

果たしてあれは何だったのか、その答えを知りたい・・・ってか
yukiの病室に入る
「おーい、起きてるか?」
そこにはあの時と同じ様に窓の外を見つめる少女が一人
「お兄ちゃん・・・?」
「もう大丈夫なのか?大丈夫なら行くぞ。5人はさすがに大変なんだ」
苦笑いを浮かべる
「ほ、本当に・・・来てくれた・・・の・・・?」
「元気になって病院の人達に迷惑かける前に連れて帰らないといけないからな」
「なにそれ・・・ばか・・・」
涙を浮かべながら笑う
「おや?泣かないって約束じゃないのか?」
「な、泣いてないもん!だから大丈夫」
あわてて涙を拭う
「よし、じゃ行くぞ(ただの夢じゃなかったってことか・・・)」

「ただいまー!心配かけてごめんね」
「お、帰ってきたでござるな」
「おかえりなさい!元気そうで良かった」
SHIONとACEが出迎える。ミズキはまだ寝ているらしく、KASTLEは気づいていないようだ
「あれ?お兄さんは一緒じゃないの?」
「えーと、友達に話があるからその後行くって言ってたよ」
と言い終わった直後
「おっす、悪いな遅くなって」
噂をすればなんとやら、RALKが戻ってくる
「んーっ。あ、皆戻ってきた?」
ミズキが目を覚ます。KASTLEもようやく気がついたようだ
「これで今は全員かな。じゃ行こうぜ、地図を見る限りこの次辺りが敵の本陣だ」

6人が扉の前に立つ
「この先、連中と激しい戦闘にならないとは言いきれない。
 相手は危険な武器を所持している可能性が非常に高い、気を引き締めて行くぞ」
扉を開けるRALK。そこに広がるのは

「ようこそ、我がブラックブラッド本陣へ」
そこには30人ほどのハンターズが待ち構えていた
「やはり監視されていたにござるか・・・」
「まあな。ここから先は俺たちを倒さなければ進ませないぜ」
隊の真ん中にいるFREED
「FREED殿とこうやってまた戦うことになるとは思わなかったでござるな」
今にも戦闘が始まろうとした時
「おいおい、30対6はいくらなんでも酷いんじゃない?」
「みんな、今戻ったよ!」
「援軍に来たよ〜」
「・・・ふん、仕方ない」
FINE、FLORA、ポルセニ、リンメイ、ファルナ、ジンの6人の姿
「来てくれたか!」
「旧友の頼みじゃ仕方ない。仲間も連れてきたぜ」
「獲物は多いほうが面白いぜ・・・くっくっく」
不気味な笑いを浮かべ武器を持つ。刀のようだが
「大きな刀身・・・まさかあの封印された伝説の大刀ノダチではござらぬか!」
「よく知ってるな・・・しかしノダチとは仮の姿、あの刀にはさらに封印がされているんだよ・・・そしてその封印を解いた刀が・・・」
怪しい輝きを放つ大刀
「大刀ツミキリ!この封印を解くのには苦労したぜぇ」
「始めからその刀を使えば拙者など簡単に倒せたはずでは・・・」
「いや?あの時はまだこの刀を所持していなかったからな。さあ、始めようぜ!」
一斉に走ってくる
「雑魚の前衛は俺とリンメイ、ファルナ、ジンでやる。後衛は任せた」
ポルセニが走って行く
「FREEDは拙者に任せていただきたい」
「後衛はミズキさんとKASTLE、私で十分。4人は先の部屋に行って!
 こいつらのボスが奥の部屋にいるはず!あそこのキーロックは比較的弱いから簡単に壊せるよ」
FLORA達が前で戦うポルセニ達からまわりこんで後衛に攻撃を仕掛ける
「よし、行こう。ここまできたらやってやろうじゃんか」
4人は扉を破壊し先の部屋に進む

18話完

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